武術太極拳の主な種目
太極拳
伸びやかで大きくゆっくりとした動作が特徴、連綿として滞りのない、柔らかい動きの中に攻防の
技を組み合わせており、優雅な動きの中に精神を集中して行う。
｢入門太極拳」
より多くの人々に太極拳を親しんでもらうために「24式太極拳」よりもやさしい動作で、より短い
期間で習得できる太極拳として製作された。
初心者が3ヶ月程度で習得し「初級太極拳」に進む。
「初級太極拳」
より多くの人々に太極拳を親しんでもらうために「24式太極拳」よりもやさしい動作で、より短い
期間で習得できる太極拳として製作された。
「入門太極拳」を習得してから3ヶ月程度で習得し「24式太極拳」をより学びやすくすることを目的
に製作されている。
「簡化太極拳」（24式太極拳）
世界各地で入門用の太極拳として行われている。
最も初歩的な太極拳。愛好者人口の最も多い種目。年齢別Ａ（満60歳以上）、Ｂ（満40歳以上59歳
まで）、Ｃ（満39歳以下）の3部門に分けて実施している。
「総合太極拳」（42式太極拳）
公式な国際競技で行われる規定演武型。
伝統的な流派である楊式太極拳、陳式太極拳、孫式太極拳、呉式太極拳の比較的難度の高い
動作が組み込まれている競技用の演武型。
「32式大極剣」 「42式大極剣」 「28式太極扇」 「46式太極扇」 「太極刀」
「練功十八法」
「伝統太極拳規定套路」
伝統的な流派である。
「楊式太極拳」「陳式太極拳」「孫式太極拳」｢呉式太極拳」の競技用規定演武型。
南拳
中国南方で行われている拳術の総称で多くの流派があり、その一部は日本の空手の源流といわれ
ている。広東省、福建省の華僑などを通じて広く世界各地に広まった。
両足を踏ん張って、力強く両腕を使い、勇猛な動作で、激しく剛健な力を出す。気合を発する。
長拳
少林拳、華拳などの伝統的な拳術を、現代的にアレンジして青少年の武術訓練の基本種目にした
もの。大きな動作でスピードを重視し、切れ味の鋭い力を用いる。跳躍動作が多く含まれ、
優美で活動的。体操のゆか運動のように全身を使って縦横に動く。
剣術
器械（徒手の拳術に対して、各種の武器の総称）は、各種目、流派が各々の技法、風格に基づいて
行うが、公式の国際競技種目の器械は長拳の技法を用いるものに限定する。剣は両刃の直剣で、
刺す、切る、払う等の技を、身体の跳躍、回転、進退と組み合わせて、複雑な攻防の技を演武
する。優美、華麗でスピードと力強さが要求される。
刀術
片刃の湾曲した刀で、切る、払うことを主体にして、突く動作も加わる。身体の回転と共に、力強
く行うことが要求される。
槍術
柔軟性のある柳の木で作った槍身の先端に短い穂先をつけたものを用い、突く、払う、からめる、
打つ等を全身の運動と組み合わせて行う。槍の基本技は、他の武術にも応用できる基本訓練になり
また、応用技は高度なテクニツクを要求される。剣術と同様にスピーディーで華麗な動作が特徴。
棍術
槍と同様に柔軟性のある木で作った棍棒を用い、払う、打つ、からめる、突く等を全身の運動、
跳躍動作等と組み合わせて行う。棍術は長い武器を操る基本技術を身につけるために必須の
種目といわれている。刀術と同じように、力強く男性的な動きが特徴。